400年の歴史を誇る名家の墓地改修工事のご縁をいただきました。全部で3箇所ある墓所(地方では埋葬地が複数あるケースが多くあります)をまとめて供養するため、すべての先祖墓を一箇所に集約させていただきました。
幸い、敷地の広さは十分あったので、すべての先祖墓を集約し、「先祖代々之墓」をゆったり配置することができました。寒冷地のため、石材の選定にもっとも注力し、堅牢で低吸水性な性質を持つ佐賀県産の『椿石』を選びました。400年の歴史の重みを受け継ぐにふさわしい銘石です。開眼供養の宴にも招いていただいた際には、親戚縁者の方々が勢ぞろいされ、労いの言葉をかけていただきました。今回の事業がいかに大きかったのかを改めて実感したと同時に、このようなご縁をいただいたことを誇らしく感じました。
写真は、写経された書を五輪塔の台石と仏石の間に挟み込んでいるところです。
工事時期 平成22年12月
工事場所 京都府福知山市
工事条件 村型共同墓地
石種 椿石