「現在の墓石をそのまま活用しつつリフォームしたい」とのご希望をお請けしました。もともと良い石材を使われ、シンプルな形で作られていたので、それほど苦心することなく設計することができました。
いろんな案はありましたが、結局、取り替えたのは、表面がタタキ仕上げだったため、風化が激しかった代々墓の台石と霊標の台石・脚石のみです。ほとんどの部材は、再研磨で新品同然になりました。区画も間知石の上に舞台延石を巻くと、雰囲気はがらりと変わっています。仕上げに表面の大磯砂利を敷き詰め、色落ちしていた文字に再着色を施しました。思った以上の仕上がりになり、すっきりシンプルな良いお墓になりました。
工事時期 平成21年3月
工事場所 兵庫県丹波市山南町